折れ線グラフなどで、グラフの背景の一部・プロットエリアの一部に、色を塗って強調することがよくある。

一番お手軽な方法は、グラフを透明にして裏側に色をつけた図形を重なる方法。
しかし、同じグラフを大量に作成する時などは、強調する範囲に合わせて図形を修正するのが手間になる。
そんな時に、グラフの一部として背景に色をつける方法がある。
棒グラフの機能を利用して、グラフの一部として背景に色をつける方法
@ 通常とおりに折れ線グラフを作成して、体裁を整える。
A グラフの元データであるリストに、背景になるような棒グラフのデータを追加する。
→ 色をつけない箇所には、0を入力する。
→ 色をつけたい箇所には、目盛の最大値(より少し小さい数値がよい)を入力する。
♪プロットエリアの輪郭より小さくしないと枠線の上に表示される。
B 追加した棒グラフ用のデータをグラフにドラックする。
→ 折れ線グラフとして追加される。
C 追加した折れ線グラフを選択して、グラフの種類を縦の棒グラフに変更する。
→[グラフ]−[グラフの種類]−[縦棒]
D 棒グラフを選択して右クリック。
E[データ系列の書式設定]−[オプション]タブを選択。
F[棒の間隔]を「0」にする。
※適宜、棒グラフの色を変更するなど、他の体裁を整える。
G「OK」をクリック。
☆大量にグラフを作成する時に、「目盛が変動する場合、強調する背景の場所が変動する場合」などは、適宜状況にマッチする計算式を入力するなど、作業が簡略化出来る方法を考えよう。